【CSS】スマホのパンくずをCSSだけで改行させずに横スクロールさせる方法

ユーザーが今どのページを見ているのかわかりやすくするためにパンくずリストを設置しているサイトが多いですが、階層が多くなるとどうしても長くなってしまいます。

そこで、今回はCSSだけで簡単にスマホのパンくずを改行させずに横スクロールで表示する方法をご紹介します。

やることは…親要素にoverflowをかけるだけ

パンくずリストの親要素に対して、横方向にoverflow-xのscrollかautoを指定します。
また、テキストが改行されないようにword-break: keep-allとwhite-space: nowrap;もかけます。

下記ではレスポンシブを意識して横幅768pxからスクロールの指定をかけました。codepenの幅が狭いのでスクロールされているかと思います。

See the Pen yLMzNeE by spiqa design (@spiqa_design) on CodePen.

スクロールバーを非表示にする方法

パンくずリストはスクロールで設置したいけれど、デザイン上そのままスクロールバーが出てしまうのはいまいち…という時には::-webkit-scrollbarを書くことでスクロールバーをカスタマイズすることができます。
次の例では、先ほどの例に下記内容を追記して非表示にしてみました。

スクロールバーをカスタマイズするためにパンくずの親要素に対して::-webkit-scrollbarを指定
今回は非表示にしたいため、display:noneを指定

See the Pen ZEeXGOq by spiqa design (@spiqa_design) on CodePen.

スマホでスクロールする時、気をつけたいこと

以前までのiOSではスクロールがカクカクしてしまっていたため、スクロールを滑らかにするために-webkit-overflow-scrolling: touch;を入れていました。
しかし、このプロパティをつけてしまうと要素の範囲外に表示ができなくなってしまうなど、多くのバグが報告されています。
Androidは元々スクロールに問題はなく、最近のiOSでもデフォルトで滑らかにスクロールできるように変更されたため、このスタイルは不要になりました。
バグが起こってしまうのを防ぐためにも、これからは-webkit-overflow-scrollingを書かないことをおすすめします！

参考サイト：https://developer.apple.com/documentation/safari-release-notes/safari-13-release-notes