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2021.02.28
2020.12.16
cssでフォントサイズを指定する方法はいくつかあるのですが、どれを使っていいか迷ってしまうこともあると思います。
各フォントの指定の方法を理解することで効率のいいコーディングができるようになります。
目次
親要素の大きさや画面の幅に影響を受けずにフォントサイズを指定できる絶対指定です。
例)
html{
font-size:16px;
}
p{
font-size:20px;
}
この場合のpは20pxになります。
親要素の大きさに影響される相対指定です。
例)
html{
font-size:16px;
}
p{
font-size:20px;
}
p span{
font-size:0.8em;
}
この場合、spanタグは親要素pの20pxを基準として0.8文字分なので、16pxになります。
レスポンシブの際、親要素のフォントサイズだけ変えるだけでspanタグもサイズが変わるのでpxで指定するより記述が少なくなります。
ルート要素(通常はhtml)を基準とする相対指定です。
例)
html{
font-size:16px;
}
p{
font-size:20px;
}
p span{
font-size:0.5rem;
}
この場合、spanタグはhtmlの16pxを基準としているので8pxになります。
emのように単位が入れ子になっていてもhtmlを基準とするので親要素の影響を受けずに指定ができます。
フォントサイズの単位で使うときはemを同じく親要素を基準とする相対指定です。
例)
html{
font-size:16px;
}
p{
font-size:20px;
}
p span{
font-size:0.8%;
}
emと同じなのでspanタグは16pxです。
ブラウザ(ビューポート)の幅に応じてフォントサイズが変わる相対指定です。
例)
・ブラウザの横幅が1000pxのときの1vwは10px
・ブラウザの縦幅が1000pxのときの1vhは10px
LPのファーストビューのキャッチコピーを絶対に1画面に収めたい場合など、画面の幅に合わせてフォントサイズを可変させたいときに便利です。
ですが、コンテンツの見出しをvw、本文をpxなどで指定すると画面幅によって見出しと本文のバランス感が変ってしまうので使い方には注意が必要です。
どのフォントサイズの指定方法が正解、この場合にはこれを使うべき、という明確な判断をするのは難しいですがそれぞれのメリットを踏まえたうえで使い分けていけるといいでしょう。
株式会社スピカデザイン